体験1:2001年7月の体験
2001年7月、私は8年振りに実家に2週間休暇で帰りました。2週間という短い期間でしたので、無駄のないように次の日から行動開始です。まず行ったのは姉と舞台を観に。公演まで時間があったので、姉とショッピングを楽しみました。そして舞台を見て実家に戻り、その夜は家族みんなと「焼肉」を食べに行きました。みんなそれぞれビールなどを頼み、私はウーロン茶をオーダー。ウェイトレスさんがドリンクを持って来てくれたのですが、私の飲み物(ウーロン茶なのですが、グラスは特大で大きかったです)のグラスに上から下までピシッと1線ヒビが入っていたのです。姉に言ったら「すぐに変えてもらいなさい。なんでウエイトレスも持ってくるまで気付かないのかしら、こんな大きなヒビ」と言ってすぐに取り替えて貰いました。
それから2日後、夜に家族でレストランに夕食を食べに行きました。みんなで食べているとウェイターの人がメモらしきものを持ってテーブルを一つ一つ回っていました。そして私達のテ-ブルにも来てそのメモを見せながら「このナンバーの車のお客様いらっしゃいませんか」と言うのです。そのナンバーをみたら母の車のナンバーなんです。そして「うちのですが」と伝えると、ウェイターが「実はそのお車の助手席の窓ガラスが割られていまして...」と。で、全員で「えええええ!」と食事もそのままで一斉に駐車場へ。
行くと見事に助手席の窓ガラスが割られていて母が置いておいたバックが盗まれていたのです。車上荒らしに合ってしまったのです。(母もなんで鞄を車に置いておくかな...でも日本もほんとに治安が悪くなりました...)それからクレジットカードなどを全て止めて、警察が来て事情聴取と指紋採取。食事どころではなくなりました。姉の言葉は「あんたが来ている時にこんなことって...」。母は「しかし、まあ見事にガラスが割られているわね」と言い。私は母の「見事にガラスが割れている」という言葉がなぜかひっかかりました。
それから数日後、母が私を呼んで言うのです。「ねえ、ちょっとこれ見て」と。見るとそれは父がいつもしている腕時計なんですが、その表面のガラスにビシッとひび割れが...。母が言うには、いつも身に付けていたものなので、そんなどこかに強くぶつけた記憶がないと父が言っていたというのです。普通腕時計のガラスって世程のことがあっても割れないような...。
母は気に留めてないようでしたが、私はこれですでに3つガラスが割れることに遭遇していたので、何かあるのではと思いました。そしてこの滞在中に私がすごく気になったことが今思えば他にもあったのです。座敷に座ってテレビを見ていたりすると、何か自分の気というか生命力みたいなものがぐわ~って失われて行くような脱力感に襲われる時があったのと、実家に滞在中の2週間は異常に髪の毛が抜けたのです。なんか背中に違和感を感じて振り返ると抜けた髪の毛が付いているんです。これは何回もありました。お風呂入っても髪の毛が気になったのです。でもそれらは久し振りの実家なので環境の変化かもなんてそこまで真剣には考えていませんでした。
そして明日自分の家に戻るという前日にみんなで某有名なアミューズメントパークに行く事になりました。母の車(窓ガラスは修理してすでに直っていた)で出かけたのですが、家の近くのガソリンスタンドにてガソリンを入れてからということになり、行きました。そしたらお店の人が「後ろのタイヤがパンクしてますよ」と言うのです。もしこのまま知らずに高速を走っていたら恐いことに...。すぐに空気を入れて直して貰ったのですが、それを待っている間、家族が「あなたが帰って来てからロクなことがないよね。いやんなっちゃう」って言うのですよ。それはこっちが言いたい!ぐらい。私はすでに何かあるとは思っていましたが、それも実家を離れたら終わることだと思っていたのです。
そして次の日に実家の土地を離れ帰路に着きました。飛行機で帰ったので、良くない事が多かったので、飛行機落ちたらどうしよ~なんて思ったのですが、なんとか無事に到着。でも空港でもスーツケースを開けられたり、調べられたり散々な目に遭いました。しかし、まあとにかく無事に家まで辿り着きました。
そしてナマ物のお土産があったので、着いた次の日に友達とレストランで会いました。お土産を渡して、この滞在中の変なことも友達に話していました。で、私はそのレストランでペリエを頼んでいたのですが、まさかね...と思いつつ、ペリエのグラスを見たら...。ジョーダン止めてよ状態...またしてもヒビが入っていたのです。(泣) 友達も絶句してました。私はもうこれは絶対に何かあって、私の家までその何かを持って来てしまっていて、何かを言おうとしているって確信しました。とにかく早くしないとと思ったので、実家に帰る前に美容院に行ったのですが、そこで美容師さんから偶然良く当たる占師さんの話を聞いていて、私はここ2年程自分自身あまり運気が良くないなと思っていて、実家から帰ってきたら自分の運勢をその人に占ってもらおうって思っていた所だったので、すぐに頭にその占師さんのことが浮かびました。
次の日に早速ファックスを送りました。(少し離れているのでやりとりはファックスでした)内容は自分の運勢とこのガラスの話でした。送ったらすぐにお返事が来て、「運勢は少し時間がかかりますが、先にガラスの件にて早急にご連絡させていただきます」ということでした。そして「ガラスが4回も割れるというのは偶然ではありません」という言葉が書かれてありました。私はそれを読んだ時、背筋がぞってしたのです。さらに占師さんのファックスを読み進むと「ガラスが4回も割れるというのは偶然ではありません。それはあなたの守護霊がとある危機を知らせているのです」と書かれてありました。「守護霊?」私はこの時点で「はっ」って思ったのです。私はこの言葉を読んだ時「やっぱりいたんだ!」って思ったのです。
私は小さい時から何か危機があると見えない力で助けてもらう事があって、絶対に何かが私を守ってくれているというのはずっと感じていたのです。でもそれが守護霊と言われるものなのかどうかというのは分っていませんでした。なので、占師さんの言葉ですぐに納得し、私は確信出来ました。これを「まさか。守護霊なんているわけないじゃない」なんて思えませんでした。現実にいたんだということの方が私を感動させていました。それは日々の体験からうすうす私が感じていたことだったからです。
そして占師さんはさらに「今はまだ一番の最悪なことは起こっていませんが、早くした方がいいです。次に挙げる3つの中で思い当たるものがあるはずですのでそれを教えて下さい」と書かれてありました。その3つを読んだのですが、その一つにドンピシャで当てはまるものがあったのです!それは「最近古いアクセサリーや骨董品を貰ったか買ったりして身に付けていないか」というものでした。私は実は心のどこかで「これ?」って思っていた事があったのです。それがその占師さんがおっしゃることに当てはまっていたのです。
私は実家に着いた次の日に姉と神戸に行ったと最初に書きましたが、その時にショッピングもしたのですが、そこで購入したものがまさにそれだったようです。2001年当時流行っていたのが「パワーストーン」で、これは持っていると石のパワーにより幸福になれるというもので、ネックレスにしたりブレスレットにしたりするのがとても人気でした。私達が行ったショッピングビルにも何件か「パワーストーン」を扱うお店がありました。姉はそういうの大好きで、「私は愛の石を買おう!」ってピンクの石を見ていました。私はその横で「石にパワーなんてあるわけない」と言って、全く信じてなかったですし、興味なかったのです。でも姉がピンクの石でお店の人にブレスレットを作って貰っているのを見てかわいいなと思い、パワーあるない関係なしに、私も実家に帰って来た記念として作ろうかなと思ったのです。それで私はやすらぎを与えるブルーレーン(名前は確かではないです)という石を選んで姉と同じブレスレットを作って貰って購入したのです。石は元来古い地球上のものであり、ブレスレットはアクセサリーで、私は身に付けていたのです!占師さんの言う「最近古いアクセサリーや骨董品を貰ったか買ったりして身に付けていないか」はまさにこれなんです!まして、その石のうたい文句は「パワーストーン」。パワーがほんとにあったようです。それも不幸なパワー。(泣)
すぐに占師さんへ「ブレスレットです!」と伝えたら「石には2つあって、凶を招くもの、幸福をもたらすものがあるのです」と、そして「1週間浄化しましょう」ということになりました。浄化の仕方を教えて貰いそれを準備しだしたのですが、それと同時にものすごい頭痛に襲われたのです。それも普通の頭痛ではなく吐き気も催すような頭痛です。私は普段から偏頭痛持ちでしたので、それかなと思ったのですが、なんとか浄化の清めのセットアップだけは終わらせて、寝込んでしまいました。次の日に占師さんへ言われた通りのお祓いを今していますということを伝えて、もしかして頭痛と関係あるのかなとこの状況も話したら、占師さんが「それはすでにあなたの体にかなりの強い石のパワーが憑いてしまっていて、それをお祓いによって浄化しようと守護霊が戦っている為に起こる体の現象です」ということでした。人によっては扁桃腺が腫れたりするそうで、個々症状が違うそうです。私の場合は頭痛に来たのです。そして「とても強いパワーのようですので、お姉さんと買われたとおっしゃっていたので、大切なものだと思い、浄化をお薦めしましたが、もしあなたが気になさらないのなら、捨てた方がよさそうです」とおっしゃいました。私はそもそも買う気なんてなかったですし、未練もなんにもなかったので、即決で「はい。捨てます」って答えました。そして占師さんのおっしゃる方法にてそのブレスレットを捨てに行きました。その後も2日間は頭痛で寝込みました。(この時に知ったことは電波の発するものに電源を入れると頭痛が酷くなるってことです。私は実家で買って来たMDコンポを付けたら頭痛が酷くなったので治まるまで使用することが出来ませんでした。なので霊の波動とラジオやテレビなどの電波って相性が悪いということを実感しました。霊感の強い人って電化製品が良く壊れると聞きますが、相性が悪い為に支障をきたすことから壊れやすいのだと納得しました)
その後は頭痛も治まり、数カ月が無事に過ぎていきました。でも、私の中ではなにかすっきりしないものがあったのです。それからもときどきレストランでドリンクを頼むとひび割れたカップなどが回ってくることがありましたし、気分的にもなんか気になるのです。そうしている内に今度は家の食器類が割れだしたのです。私はまた占師さんと話すことがあり、ついでに自分が思っていた疑問を聞いてみました。その疑問とは、石のパワーは他のジュエリーに移るってことがあるのかということでした。私は実家に滞在中にアクセサリー類は一緒に固めて置いておいたので、他のジュエリーに魔力が移っているのではと考えていたのです。それを占師さんに伝えると、「確かにそれはあります。何を一緒に置いておいたのですか」と聞かれたので、順番に言っていきました。私はその中で昔からずっと大切にしていたルビーのハート型の指輪を持っていたのですが、実家から帰って来て以来、それをはめると頭痛がするので付けてなかったのですが、占師さんにその指輪を言ったら「ルビーは石なのでパワーが移っている可能性が高いです」と言われました。さらに「でももう酷い頭痛はないですし、ひび割れたコップが自分の所に回ってくるということだけなのでパワーは小さいですので塩(海の塩)水に浸ければ大丈夫です」と言ってくださいました。私は早速その指輪を塩水に浸けたのですが、浸けたとたんに、今まで肩に何か乗っていたものというかすっきりしなかった身体がすうっとすっきりしたのです。これで私は「ほんとに終わった」と確信しました。あの7月からすでにそれはもう冬に入ろうとしている時期でした。
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