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  • 執筆者の写真sarah

Vol. 293 ゆだねる

この世は全て決まっている。


自分の意思で行動していると思っていることも、実は全て決まっていて、シナリオ通り。それは意思はないということでもある。


その感覚は誰でも必ず経験したことがあると思う。


急に何かをしたくなる衝動にかられる時があるのではないだろうか。


最近この感覚が如実に分かる時があった。


一つは、寝る前に毎日ストレッチをして寝るのだが、そのストレッチにどうしても入れたい運動が出てきて、今はストレッチの種類を増やしている。今まではストレッチは面倒だと思っていたのに、ある日急に「これも入れたい」と思うようになった。理由は全くない。急にだ。要はその運動が今後の自分の健康に役立つものであるということを意図している。自分の意思ではない何かに動かされている感覚。


もう一つは、今習い事をしているのだが、その宿題が面倒でどうしても腰が上がらなく、1ヶ月以上お稽古を休んでいる。それが、急に昨日宿題をし始めたのだ。それもこっくりとお昼に寝落ちしそうなもうろうとした時にぱっと「今しかない」と起き上がって。これも自分の意思ではない何かに動かされてる感覚。


こういう自分の意思でないということを分からせないように巧妙に作られている世界だが、時にバグなのか、それに気付く時もあるということ。こういうのが意識の目覚めでもあるのかなと思ったりする。


意思は変えられないが、意識が唯一この世から解放される、他のシナリオに移れる突破口だと思っているのだが、どうだろうか。


継続して自分が思う体験記録を綴っていこうと思う。

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